山本正治先生退任記念コンサート
2018年3月21日、
芸大で4年間お世話になった
正治先生の退任記念コンサートに
参加致しました。
プログラムはご覧の通り
レーガーのクインテットから
吹奏楽まで。
アンコールでは
宝島、モーツァルトのコンチェルト2楽章も
演奏しました。
最後のビリーブでは
正治先生に内緒で途中から
合唱入りの編曲の楽譜に変わり
お客様も一緒に大合唱。
最後のモーツァルトも
先生には内緒で用意して
いきなり吹いて頂きました。
音楽とは、
みなさんにとって何でしょうか。
私は20年以上音楽とともに生きてるけど
まだわかりません。
今出せる答えとしては
“言葉以上の気持ち”
かなと。
正治先生は、
私にとって一番信頼してる人です。
在学中は、
今までのうのうと
楽しく音楽をやっていた私に
厳しい言葉をたくさんくださいました。
正治先生がいなければ、
今の私は絶対にいません。
音楽や練習に対する姿勢は、
今でも正治先生から教えてもらったことを
一番大切なものとして心に留めています。
正治先生は
お客さんが
一番に感動することが大事と
おっしゃっていましたが、
コンサートでは
こちらが感動してしまい
ちょっと泣きすぎました。笑
先生の指揮する姿を
目に焼き付けながら吹きました。
ビリーブでは
歌いたいのに
涙が止まらなくて
あまり歌えませんでした。
そこには音楽とともに
“言葉以上の気持ち”
がありました。
ただただ
音が愛しくて楽しくて。
自分が
“音楽家”の使命を
これから果たしていくことを
許されているような気持ちになりました。
自分なんて、
自分の音楽なんて、
と思っていた最近。
縁があって出会えた
この”家族”に
感謝と敬意をもって。
音楽家の使命を
私も先生のように
果たしたい。
自分を卑下することなく
生きていくんだと。
この最終講義である
退任コンサートで
教えてもらいました。
この日この場所に
いられたことは
人生の宝物です。
言葉以上の気持ちを
音に込められる
そんな演奏家になりたい。
先生本当に、
ありがとうございました。
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