そして伝説へ① ~モーツァルトとシュタードラー~

今回はモーツァルトが五重奏曲を書くことになったきっかけについてお話します😊

タイトル通り、
この出会いによってクラリネットという楽器の魅力や価値が見出され、この話は何百年も続くまさに伝説となりました。




クラリネットの歴史は、現在のオーケストラの常備の管楽器の中では1番新しいです。

1700年頃ヨハン•クリストフ•デンナーによって発明されたのが最初のクラリネット。



その頃のものは、シャリュモーといわれる楽器を改良して作ったもので、

クラリーノと当時呼ばれていたトランペットの音に似てる、ということで
小さいクラリーノという意味でクラリネットと名づけられました。


モーツァルトがクラリネットを初めて知ったのは1763年から69年頃といわれています。

その頃ヨハン•シュターミッツや大バッハの末の子のクリスティアンなどによって書かれたクラリネットが用いられた管弦楽曲がすでにたくさんありました。

でもモーツァルトは当分はクラリネットを使用した楽曲を書いておらず、やっとクラリネットが登場したのが、1771年のディヴェルティメントK.113でした。




その頃...
まだウィーンで雇い音楽家をやっていたアントン•シュタードラー。

彼こそモーツァルトにあの素晴らしいクラリネット協奏曲と五重奏曲を書かせたという誰も得ることができない名誉を与えられることとなるクラリネット奏者です。



つづく、、

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