部活動停止中にできる練習色々

絶対!うまくなるクラリネット vol.6

新型コロナウイルスによる休校要請、それにより卒業式や定期演奏会、人生で一度の機会を失った方が沢山います。。

部活動はほぼ2週間以上の停止。

みんな夏のコンクールに向けて、楽譜も届いた頃で意気揚々と練習しようとしてた頃だったと思います。

家では音出しできない!
楽器を持って帰れない!

そんな人たちが沢山いると思います。

なので今回はそんな人たちでもできる部活以外での練習をいくつかご紹介します。

実はこれは普段でもすっごく大事なことです。これを機に”練習の効率”を考えてみましょう!



1. 譜読みをしよう!

新しい曲の楽譜をもらってすぐ、楽器で吹いて譜読みをしてる人はいませんか?

そんな人に是非やってほしい!

楽器を持つ前に一度指揮しながら楽譜をよーーーく読み込む作業。

練習する前に音やリズム、強弱や楽譜に書かれた指示を頭に入れましょう。

指揮しながら歌ってみてください。

まずは音を。慣れてきたら強弱や表情をつけて。

音の長さやアーティキレーションもしっかりみて喋って表現してみてください。

まず楽器で練習すると、これらの沢山の情報を頭に入れる前に、吹くことで精一杯。そして吹けるようになって強弱や表情をつけた練習をまたする。そうなると効率が悪いです。

まずは曲を知る。

どう吹くか考える。

そしてそれを、練習して表現できるようにする。

そうすれば

“理想”ありきの練習になるので、練習の質も高まります!

なんの理想も想像も持たず、音や指の練習だけにならないようにしましょう!

どうしても音を読むのが苦手で早くなりたい!という人にはこんなアプリもあります😌


2. マウストレーニング・ブレストレーニング

楽器が吹けない日が続くとまず口周りの筋肉が落ち、息が充分に吸えない体になります。

なので楽器が吹けなくても毎日少しでもマウストレーニング・ブレストレーニングを続けていれば、何もしないよりは復帰が早いです!

トレーニングに使えて手軽に買える商品をご紹介します。

【スリムマウスピース】
もともとは口角を鍛えて小顔にするものです。できたらウルトラストロングなど強いものが良いと思います。

アンブシュアを意識しながらやると効果的です。

【ブレスビルダー】
管楽器奏者のために作られた器具です。

ピンポン玉を落とさないように息を吐いたり吸ったりすることで安定した息を送り込めるようになります。

なかなか難しいです。

【スパイロメーター】

こちらも中にピンポン玉が入っており、3段階に負荷がかかるようになっています。

長く持続させる練習や、負荷をかけて一気に吐き出す練習など多様な使い方ができます。


その他肺活量を増やすための器具は沢山あります。私も全て試したことはありませんが、普段でもロングトーンの前5分やるだけで体の調子が違います!

是非やってみてください!
(全てAmazonや楽天で購入できます!)

3. 音源や映像を聴こう

音楽の上達=耳の上達

といっても過言ではないくらい、聴くことは音楽をする人全てにとって最重要なことです。


本当は生のコンサートで、その空間で自問自答しながら音を浴びることが何よりですが、今回はコンサートやイベントも中止になる騒ぎですから、せめてCDやYouTubeで沢山の演奏を聴いてみましょう。


自分の楽器がどんな音がするのか、映像があれば、プロの奏者のアンブシュアや体の使い方も研究してみてください。

頭の中でイメージトレーニングして、次に音出しできる日に実践してみましょう。


吹奏楽コンクールの参考音源や映像も沢山の団体がアップしています!
こちらは私が参加させていただいたWISH Wind Orchestraの課題曲動画です。

楽譜をながめながら、聴いてみてください。作曲家の伊藤康英先生による解説動画もありますよ。


4. 基礎練習の集中トレーニング期間

部活での合奏ができないけど、家で個人練習ができる人は是非この機会を基礎練習の集中トレーニング期間としてみてください!


ロングトーンを自分の好きな奏者の音を聴きながらやったり、課題曲で出てくる音を強弱やキャラクターをイメージしながらひとつずつロングトーンしてみるとか、時間をかけてじっくりやってみる。

そして今取り組んでる曲の調性の音階練習を徹底的にやる。音階練習もいろんなパターンがあるし、アーティキレーションもつければ無限と言っていいほど練習することがあります。

スタッカートが苦手な人はそれを集中してやってもいいし、指がうまく回らないという人は指練習をする。

集中してやりだしたら、時間がいくらあっても足りませんよ😌

次の合奏のとき、必ず成長を実感できるでしょう!合奏が待ち遠しくなりますね。



まとめ

いくつか紹介しましたが、もちろん休むという選択肢もひとつの大事なことです。

強制活動停止期間は、楽器を吹くのが待ち遠しくなるし、練習できるようになったらとっても楽しくポジティブな気持ちで取り組めますから、集中力も増します。

やりたい時にやる。

私はこれをモットーに生きてます。

やりたくないことを無理矢理やっても、思考停止するだけです。

今のうちにやる気メーターを溜めておくのもひとつの練習と言えるでしょう!

とはいえ、やらなければうまくはなりません。それは忘れないように。

練習できないからってネガティブにならないこと。それが大事!

できることをやりましょ☺️

0コメント

  • 1000 / 1000