楽器紹介
私のクラリネットをご紹介。
A,B♭共に、H. Wurlitzerの100c Solistを使っています。
この楽器を選んだのは
まさに
一目惚れならぬ、一耳(👂?)惚れでした。
昔から私が好きなクラリネット奏者は
ほとんどドイツ🇩🇪式のクラリネットを吹いていました。
確か最初に聴いた音源が元ベルリンフィル首席奏者のカール•ライスター氏のものでした。
小学生の時のブラスバンドの先生が
これがクラリネットのトップの音だ!
と言って渡してくれたカセットテープ(!)
その時からライスターの均一で透明感のある音色が好きでした。
でも、音高に入学して、大学に通って
それでもドイツ式のクラリネットを自分で吹こうとは思っていませんでした。
(☝︎Wurlitzerの特徴でもあるなめらかで美しいキー!)
大学を卒業して初めて、ドイツに旅行✈️した時。
初めてベルリンフィルの演奏を生で聴きました。
オーケストラの中から抜けてきたのは
美しくて透き通って真っ直ぐで柔らかくて輝く音
それは
初めて聴いた響きでした。
クラリネットってこんな音だった?
クラリネットってオケの中でこんな役割ができるんだ
こんなに素敵なんだ!
って思いました。
それはベルリンフィルだけではありませんでした。
ハンブルクで聴いたNDR響や
ミュンヘンのバイエル放送響は
特に私の中でのクラリネットのイメージを
良い意味で壊してくれました。
そして私は
一番憧れのヴェンツェル•フックス氏に
習いたいと願い出て留学し、
彼からこの楽器を買うことになりました。
ドイツ式のクラリネットにも種類は沢山ありますが、
どうしても私は
Wurlitzerの音が好きだったから
それ一択でした。
だって、
あとでやっぱりちょっと違うって
後悔したくないじゃないですか。
(☝︎奏者目線でみたクラリネット)
今でも憧れの音には
届いてませんが
それでも時々
あっこの音!
って思う時があって
そんな時、
この楽器を吹けて幸せだなぁ。
と思います。
ドイツクラリネットは
日本ではほんのわずかのプレイヤーしか
使ってません。
でも、こんなにグローバルな世の中。
日本でももっともっと選択肢が増えたら、
ドイツクラリネットが受け入れられたら、
良いのになぁと思います。
日本での使用率50パーセント!
密かな願望でもあります(^.^)
今度は仕掛けについてもご紹介できたら良いなと思います!
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